【ご報告】退職します
【ご報告】
この度、新卒から7年勤めた会社を退職することになりました。
グラフィックデザイナーとして就職しイラレやインデザインの使い方から始まって、沢山の学びと経験をさせていただきました。
失敗や自分の力不足を感じることが多々ある中、優しい先輩方や後輩たちに支えられてここまで頑張ることができました。本当にありがとうございました。
最後はデザイン室長として頑張りましたが自身の将来のことを考える中で退職を前向きに考えるようになりました。
また後輩の退職が重なり最後まで残っていた後輩が1月で退職したいとの意向があり、実質デザイン室は解散という流れになりましたので私もこれを機に退職させていただくことにしました。
私は最後の後輩を見送って、デザイン室最後の仕事を納めてから退職させていただきます。
まさかこのような形で退職するとは思っていなかったので驚いてはいますが、常日頃から後輩たちには「将来のことを考えるように」「もっと成長できる場に身をおいてほしい」と言っていたので、実際に考えて行動できた後輩たちには敬意を表したいと思います。みんな退職おめでとう!
そして来年から私は無職になります!
絵を描いて生きていこうかなと思いつつ、お金は必要なのでどうしようかなと検討中です。
以前から考えていた法人化を進めても良いし、絵を描く人生に全振りすることも良いし、少しワクワクしています。
全く将来が視えないことが今までなかったので不安もありますが、応援してください。よろしくおねがいします。
母校の文化祭に行ってきました!
お久しぶりの更新です。こんにちは、みやです。
展覧会が終わりました
みやです。
ゴールデンウィーク期間中の展覧会が無事に終わりました!ありがとうございました。
知り合いの方に来ていただいて、とても嬉しかったです。お話しもできてよかったです。ありがとうございました。
約1週間の展示でしたが192名の方にご来場いただき、常に会場内賑やかだったそうです。素晴らしいですね!すごい!!
絵画教室に入ってまだ日も浅いのですが(月1でしか行けていないし。。)、先生とお話しする機会があったり、フリーランスのお仕事のお話もいただけて、また少しだけ前進したかな?という気持ちです。
また「自分のことを全く知らない人たちと展示をする」という状況がとても新鮮で、個人的にはとても良い体験でした!いろんな方達と絵の話をしたり、お教室の話をしたり、とても楽しかったです。
何より今回の展示は今までと違って全員が同じ方向を向いて一致団結して展示をしている雰囲気があって自分の励みになりました。当日までLINEのグループトークでしか話したことのない人が大半でしたが、準備段階からみんな仲間なんだな!と感じていました。頼もしかったです!!
次は個人で展示したいなあ。
自分の考えが少しだけ解放された
みやです。
この記事は完全に個人的な記事になります。自分の考えが少しだけ解放されたなあと感じたので書きました。
私にはとても尊敬する恩師がいるのですが、実は最近は恩師の発表する作品を一切見ていません。おそらく学生時代の友人が聞いたら驚く事実です。
以前は恩師の熱狂的なファンで、異常なまでの執着を持って作品をみたり恩師の考えに納得する自分がいました。本当に異常なくらい。
でもある時から恩師の作品を見ると「それは自分とは違う考えだ」と思うことが増え、見なくなってしまいました。
そしてもう1つ変化がありました。
それはとても好きだった絵本を見なくなったことです。
絵本も私の中で大半を占めており、本屋に行けば3時間ほど絵本を眺める、毎月出版される新刊は必ず目を通す、今まで出版された絵本の大半の初版年数を誦じて言える、など本当に好きだったのですが今はほとんど見ません。
絵本を見なくなったことには明確な理由があります。
それは「見るとキツイ」から。
自分は「絵を描くことが得意」というのが弱みだと出版業界の方から言われることが多く、「下手に描いてみてください」と言われて返されることが大半です。
でも最近は「今自分が描きたい絵柄はこれで、この絵柄を崩せばそれば自分の絵とは言えないのではないか」と疑問視する自分がいて、「それなら自分の絵を貫きたい」と思うことが増えて、出版業界の方と付き合うことを一切やめてしまいました。「売るための作品は絶対に描かない」が私の考えであることも付き合いをやめた理由にあると思います。
しかし付き合いをやめたということは「逃げた」「諦めた」というマイナスの行いだったのではないかと思ってしまう自分もいるのも事実です。デザイナー・イラストレーターとしては失格だったと思います。
そしてそのマイナスの行いだったと思っている自分が「絵本を見るとキツイ」という感情を起こしているのです。今、本当に絵本を見るのがキツイ。何が自分には足りないのか、どうして出版できたのかわからない絵本を見るとなおさらキツイ。商業目的の絵本を見るとさらにキツイ。
ということで今は絵本を見ることをやめています。好きなんだけどね。
今まで私の中で大きな存在であったこの2つの存在は、今私の中でとても小さな存在になっています。尊敬の念や好きな気持ちはあるからいなくなることはない存在です。
このことを絵画の先生にお話しした時にとても真剣に聞いてくださって、「離れることは悪いことではない」と言っていただけたことが今はとても心強いです。
自分的にも離れてよかったなと今とても感じてます。プレッシャーとか「こうしなければいけない」という考えから今までは逃げられなかったのですが、今はとても絵に対して心が穏やかになりました。
特に絵本に関しては本当に離れてよかったと思ってます。業界の人と付き合うの無理してる自分もいたし、世界が狭すぎて「みんな知り合い!」みたいな状況も嫌だなと思うことがあったので。
考えや行いが偏りすぎるのも良くないです。崇拝しすぎたり好きになりすぎるのも良くない。常に自分の気持ちと考えに耳を傾けて行動しなければ。
展示会のお知らせ
こんにちは。みやです。
ずいぶん時が経ってしまいましたが。着々と展示会に向けて絵を描いていました。
年が明けてから準備を始めて、いつも「やっぱり絵を描くって楽しいよね」という想いだけがあったなと思います。
本当に小さかった頃、お風呂場の曇った鏡に描いたリボンに描ける喜びを感じてから無心で絵を描き始めて、「絵を描かない人って何をして遊んでいるのだろうか」と疑問に思うほど絵を描いていました。
小学校に上がるくらいから「自分は画家になる」と思い、卒業するくらいになると色々すっ飛ばして「自分は将来美大に行く」と思い始め、気づいたらそんな美大も卒業していて、気づいたら社会人。。。。
もし小学生の自分が目の前にいたら言いたいのは「君、大人になっても絵描いてるよ」って言葉です。
絵を描くって実はとても大変なことだと思います。私も絵を描くときはいつもとても怖いです。まだ何も書かれていない白い紙が襲いかかってくるような感覚もするし、暴れ狂う真っ白な虎を筆を使って抑えつけるような感覚になるときもあります。いつも闘っている気がします。それでいつも負けてる笑
「イイ絵が描きたい」と思いながら「イイ絵ってなんだろう」と自問自答して、「自分は一生イイ絵は描けないだろう」と悲観する。
でも「イイ絵」ってずっと昔に既に描けているんですよね。それは初めて絵を描くことに喜びを感じた“あのとき”だと思うのです。あの喜びを今も追いかけている気がします。
「イイ絵」って、絵の中に自分の感情が見えたときだと個人的には思うのです。
今回の展示で出している絵は全て食べ物の絵にしました。描かれている食べ物は無作為に選んで描いたものではありません。例えば美味しかった記憶だったり、誰と食べたものだったのか、誰と作ったのか、どこで食べたのか、私の記憶の中で印象に残っている食べ物にしました。
「イイ絵」なのかどうか問われると微妙なところですが、絵を観て私のどういう記憶なのか考えてもらっても良いし、自分の記憶を思い出したり誰かと共有してみたり、楽しんでもらえたらいいなあと思います。
国立にあるギャラリー国立で5/4(木)〜5/9(火)に開催します。
私にとって7年ぶりの展示になります。他の方の作品もとっても素晴らしいので是非是非。よろしくお願いします!
若者は着実に未来に進んでいる
こんにちは。みやです。
本日も絵画教室に行ってきました。2月から本職のデザイナー業が週6勤務になり身体が保たないため、絵画教室は月1で通うことにしました。
今日もパステル画に挑戦です。しかし身体が疲れているのか全然集中できませんでした。画面(紙)の上でどうしたら良いのやらモタモタ。。。
結局波に乗れず、今日はフィニッシュというよりギブアップでした。
そんな私ですが、5月のゴールデンウィークに絵画教室の方々とグループ展をすることにしました。先生の展示の隅っこでやらせていただく形です。
大学を卒業以来、展示会をしていないので作品を用意できるのか不安ですが挑戦してみたいと思います。最低でも3作品は飾りたいところ。頑張ります。
ところで2月は受験シーズンだったことを忘れていました。ちょうど絵画教室内も都立の美術科受験や美大受験の真っ只中の学生がたくさんいて、空気もなんとなーく重かったです。みんな頑張ってほしい!試験中は絶対泣いちゃダメだよ!(私は試験中泣きました)
そんな中でも既に進路が決まった学生や、資格試験に受かった大学生、就職が決まった大学生もいて、みんなとても輝いて見えました。
絵画教室にいると私の時間だけが止まっているように感じる時が多々あります。若者は着実に未来に進んでいるのに、私はどこに向かっているのかなと不安になる時があります。
私の人生っていつから時間が動いていないんだろうか。
そんなことを考えた1日でした。
それではまた。みやでした。
パステル画への挑戦
絵画教室でパステルに挑戦しました。
学生時代にパステルに挑戦したことは何回かありましたが、はっきりと描写できないところが苦手で離れていました。
しかし!最近輪郭のはっきりしない絵を描きたくて思い切って挑戦。先生に技法や紙のアドバイスを受けてなんとかやってみました。
え、パステルってこんなに楽しかったっけ?!
びっくり。パステル楽しい!
絵の具苦手な人間で、描いていくうちに段々段々嫌な気持ちになってきて「早く終わらせたい」となってしまうのですが、パステルは全く逆でした。
最初は不安いっぱいでノロノロ描き始めますが、色の重なりや混ざりが面白くなってきて、段々と楽しくなってくる!すごい!
「パステルって私のやりたいことができる画材なんじゃない?!」と気づきました。
それからは時間があれば家でもパステルを触ってます。絵の具だと嫌々でしたがパステルは「あの楽しい時間をやりたい!」と前向きに取り組めます。
そして2枚目の作品
モチーフが増えると難しいです。まだまだ輪郭がハッキリしているので、もっと大きく形を取ることが目標です。
先生に言われて気づいたのですが、パステル画は背景は白ではなく色を置くことが多いそうです。確かに!背景白地のパステル画なんて見たことない!
次回は背景にも色を入れたいです。
ここで私のだいぶ古い作品を載せます。
2018年の海外コンペに提出した連作の1枚です。結婚するまでは毎年国内外のコンペに応募しては落選する日々を送っていました。。。あの時の体力と気力の凄さたるや。。。絵にそれが現れてある気がします。
この時に表現したかったのがまさにパステルで描くのがピッタリだったのですが、この時はまだ扱いがわからず全然できませんでした。それがこの絵です。
今度はしっかり表現できたら良いなあという思いです。
よし、今日も描くぞ!と思う日です。みやでした。